東京防衛航空宇宙時評

空挺・島嶼防衛作戦に有用な21世紀の「ジープ」ATV(その5)

 

ヨルダンのKADDBが開発した全地形対応車輌「LTATV」

ヨルダンのKADDBが開発した全地形対応車輌「LTATV」

 

ヨルダンの国営兵器工廠KADDB(アブドゥッラー2世国王設計開発局)は、ヨルダン軍の要求に基づいて軽戦術車輌「LTATV」(軽戦術汎地形車輛)を開発している。

LTATVのドライ重量は850kg、ペイロードは250kgで、750kgのトレーラーなどを牽引できる。エンジンは27.2馬力のディーゼル・エンジンを使用しており、最高速度は60km、登坂力は60%、航続距離は250kmとされている。駆動は4×2と4×4の切り替えが可能だ。

後部は通常は荷台として使用するが、シートを装備すれば4名の兵員が搭乗できる。またナビゲーター・シートには機銃用のピントル・マウントが装備可能となっている。

LTATVは特殊部隊用だが、歩兵部隊の兵站車輌などとしても提案されており、UAE(アラブ首長国連邦)やサウジアラビアなどもLTATVと似たコンセプトのATV(全地形対応車輌)が開発されている。

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