三菱重工業、世界初の統合油気圧式サスペンション「テラニンジャ」をDSEI JAPANに出展

世界初の統合油気圧式サスペンション「テラニンジャ」

三菱重工業は同社が自社資金で開発を進めている世界初の統合油気圧式サスペンション「テラニンジャ」を、DSEI JAPANに出展した。

通常の油気圧サスペンションでは、車体内部側にスフェアやシリンダーなどの油気圧調整コンポーネントが収容されるのに対して、テラニンジャはサスペンション・アームに油気圧調整コンポーネントが統合されている。このため車内の容積を消費せず、従来製品より軽量でかつ整備が容易であり、車体部の加工が最小で済むといったメリットがある。

スペックはキャパシティが静止状態で2.8t、最大11t、ストロークが400mm以上、重量は227~230kg、スプリングプロパティはFig.1と、それぞれ発表されている。

三菱重工業は防衛省から要求が発出されてから開発を進めると実用化までに時間を要するため、テラニンジャの開発を自社資金で進めている。現時点でテラニンジャを採用する具体的な計画は無いとしているが、テラニンジャが初めて公開された2017年のDSEIでは、同社が開発を進めている水陸両用装軌式車輌「MAV」(Mitsubishi Amphibious Vehicle)も、テラニンジャを採用する車輌の一つになり得るとの見解を示している。