サーブ、電子攻撃・妨害ポッド「EAJP」の飛行試験を実施

「EAJP」を搭載して飛行試験を行なったスウェーデン空軍のグリペンD(写真:SAAB)

サーブは11月4日、同社が開発を進めている最新の電子攻撃・妨害ポッド「EAJP」(Electronic Attack Jammer Pod)を、スウェーデン空軍のJAS39グリペンDに搭載し、初の飛行試験を実施した。

今回実施された飛行試験ではEAJPとグリペンを接続するインターフェースのハードウェアとソフトウェアの機能確認と、グリペンの機内からのEAJPの制御と監視が行なわれた。

EAJPは従来型の戦闘機に搭載する電子戦ポッドと同様に、敵のレーダー施設やレーダー誘導ミサイルの発する電波を検出して能動的または受動的な対策を講ずる能力に加えて、強力な妨害信号を送信して敵の防空システムのセンサーを破壊する機能も備えている。

JAS39の発展型であるJAS39グリペンE/Fは、発信装置のアンテナの半導体に窒化ガリウムを用いる事で、敵の戦闘機のレーダーを妨害するだけでなく、AWACS(早期警戒管制機)などへの電子攻撃も可能な電子戦システム「AREXIS」を搭載するが、サーブはEAJPをAREXISを補完し、JAS39グリペンE/F以外の航空機にも強力な電子攻撃・妨害能力を与える装備と位置づけている