台湾の国産高等練習機「勇鷹」の試作機がロールアウト

ニックネームの「勇鷹」のパネルを持つ蔡英文総統(左)と台湾空軍の熊厚基司令(右)(写真:AIDC)

9月24日、台湾が開発を進めていた国産練習機「勇鷹」の試作初号機がロールアウトした。

勇鷹の製造を担当する漢翔航空工業(AIDC)の施設で開催されたロールアウト式典には、台湾の蔡英文総統や台湾空軍トップの熊厚基司令(空軍中将)など要人が多数参加。蔡総統は勇鷹の開発と製造は自主国防への道を改めて開くものだと述べ、今後も国産軍用機の開発を推進していく意向を示した。

勇鷹は国防科学研究機関である中山科学研究院と漢翔航空工業が共同開発したF-CK-1「経國」戦闘機をベースに開発されたが、台湾メディアは複合材料などの使用により全体の約80%が再設計されたと報じている。

全長は14.5m、翼幅は9.25m、全高は4.4mで、エンジンはレオナルドの高等練習機M-346などと同じハネウェル/ITECのF124ターボファン・エンジン(2基)を使用している。

漢翔航空工業の馬万鈞総経理(社長)は、「勇鷹」の国産化率は55%を超えるとも述べており、ロールアウト式典では3Dプリンターで製造された部品の展示も行われた。

勇鷹は2020年6月の初飛行を予定しており、台湾空軍は現在運用している国産のAT-3とF-5Fを更新する高等練習機として、2026年までに66機の調達を計画している。