ロッキード・マーティン、F-35の運用コスト低減計画をパリで発表

アメリカ国防総省がパリエアショーに出展したF-35A

ロッキード・マーティンは6月17日、フランスのル・ブルジェ飛行場で開催されたパリ・エアショーの会場でF-35の最新状況のブリーフィングを行ない、その席で2025年までにF-35の飛行時間あたりの運用コストを2万5,000ドルまで引き下げる「25by25」イニシアチブを発表した。

ブリーフィングに参加した記者からは、実現を疑問視する声も上がったが、ブリーフィングに参加した報道陣の中から実現を疑問視する声も上がったが、説明にあたったロッキードマーティンのグレッグ・ウルマーF-35担当副社長兼ゼネラルマネージャーは、部品のサプライチェーンの見直しなどにより、過去3年間でF-35の1飛行時間あたりのコストを10%以上引き下げることに成功しており、今回掲げた運用コストの引き下げ目標も十分達成可能な数値であると述べている。

F-35のコスト低減計画を説明するグレッグ・ウルマー氏

機体価格に関しては、パリエアショー直前の2019年6月10日にアメリカ国防総省とロッキードマーティンが2019会計年度予算で調達するLRIP(低率初期生産)ロット12の調達価格をLRIPロット11から8.8%引き下げることに暫定合意したことで、2018年のファーンボロエアショーのブリーフィングでは2020年を目標としていたF-35Aの機体単価の8,000万ドル以下への引き下げが、1年前倒しで実現できる見込みとなったことが発表され、運用・調達の両面でF-35のコストが順調に低下したことが強調された。