エアバス、電動VTOL機「バハナ」をパリショーに出展

モーターで8基のローターを駆動するティルトウィング機の「バハナ」

エアバスは第53回パリエアショーに、同社の系列組織でアメリカに本拠地を置く「エイ・キューブド」が開発を進めている電動VTOL(垂直離着陸)機「バハナ」(Vahana)を出展した。

バハナは翼幅6.25m、全高2.81m、最大離陸重量815kgの完全自動運航型のティルとウィング機で、出力45kWのモーター8基で8枚のローターブレードを駆動。最大速度は190km/h、実用運用高度は1,500m程度と発表されている。今回のパリエアショーにはボーイングも将来の都市交通用ビークル(空飛ぶタクシー)を想定した電動VTOL機を出展しているが、ボーイングの電動VTOL機(人員輸送用)が人員2名から4名用であるのに対し、バハナは1名用で、よりパーソナルユースを意識している。

バハナは2018年1月31日に、アメリカのオレゴン州のペンドルトン試験場で完全自動操縦による約53秒間の初飛行に成功している。エアバスは最大4名が搭乗可能な電動VTOL機「シティ・エアバス」など、複数の電動VTOL機の開発も並行して進めており、2018年12月21日付の朝日新聞はエアバス・ヘリコプターズのブリュノ・エバンCEOが、最初の実用機の仕様を2019年末までに策定する意向を示したと報じている。