ユナイテッド・エアクラフト、Il-78空中給油・輸送機の最新型をパリショーでアピール

原型機のIl-78に比べて飛行性能が向上したIl-78MK-90Aの大型模型

ロシアのユナイテッド・エアクラフト(統一航空機製造)は第53回パリエアショーに、Il-78空中給油・輸送機の最新輸出仕様機、Il-78MK-90Aの大型模型を出展した。

Il-78とそのベース機であるIl-76輸送機の製造は生産開始以来、ウズベキスタンのTAPOiChで行なわれてきたが、ロシアとウズベキスタンの間で利益分配の交渉が決裂したことから、ロシアは
Il-76輸送機の製造をアヴィアスタル-SPに移管してIl-76MD-90Aの生産を開始。平行して同機をベースとするロシア空軍向けの空中給油・輸送機Il-78M-90Aの開発を進めている。

Il-78MK-90AはIl-78M-90Aの輸出仕様機で、エンジンはIl-78のD-30KP-2ターボファン・エンジン(推力118kN)からPS-90A-76ターボファン・エンジン(推力142kN)に変更されており、最大離陸重量もIl-78の190tから210tへと引き上げられている。

現時点でIl-78MK-90Aの採用国は現れていないが、ロシアはインドなどへの提案を行なっている