BMC、国産戦車「アルタイT1」の量産型試作車輌をIDEFで公開

BMCが出展した「アルタイT1」の試作車輌

トルコのBMCはトルコ陸軍向けの国産戦車「アルタイ」の量産型「アルタイT1」の試作車輌をIDEF2019に出展した。

アルタイはオトカを主契約社として開発されたが、量産契約はBMCが獲得しており、オトカの試作車輌からの変更点は多岐にわたっている。

ロケットサンが開発したパッシブ型コンポジット装甲

今回展示された車体は砲塔側面に、ロケットサンが開発したモジュラー装甲を装着。また車体側面のスカートも同様に前部はロケットサンが開発した厚い空間装甲のスカートを採用しており、外観もオトカの試作車輌から大きく変化している。

また出力17kwのAPU(補助動力装置)が2基追加されており、メインエンジンを停止した状態でも、電子機器などに電力を供給できる。

砲塔の四隅に装備された状況把握用ビデオモジュール(左上)レーザー警戒装置(右上)、APS用レーダーセンサー(下)

砲塔上部にはアセルサンの開発したソフト&ハードキル両用の新型アクティブ防御システム「ア-カー」を装備している。アルタイT1は砲塔前部と後部の左右の角にアーカー用のレーダーセンサーを装備しており、360度全周でロケット弾や対戦車ミサイルに対する警戒が可能となっている。ハードキルの際には砲塔上部左右に装備されたランチャーから迎撃弾を発射する。

アルタイT1は2021年の量産開始が予定されているが、生産途上で防御力をさらに向上させ、ロケットサンが開発中の主砲発射型ミサイル「タンコ」の運用能力付与などの改良が計画されている。

ロケットサンが開発を進めている「タンコ」ミサイル

タンコは直径120mm、全長984mm、重量11kg、セミアクティブ誘導のタンデム弾頭を持つミサイルで、射程は1~6kmと発表されている。なおBMCは無人砲塔型のアルタイT3の開発を進めていることを、IDEF2019で明らかにしている。