東京防衛航空宇宙時評

レイセオン、JA2018に軽量ミサイル「グリフィン」を出展

V-22への統合も計画されている軽量ミサイル「グリフィン」

レイセオンは11月28日から30日まで開催された国際航空宇宙展2018東京に、対地・対舟艇ミサイル「グリフィン」を出展した。自

グリフィンは重量15.4kgとヘルファイア(40~50kg)などの対地・対舟艇ミサイルに比べて軽いが、最大射程は16.69kmとヘルファイア(約8km)などに比べて長い。射程の延伸と引き換えに弾頭重量は5.9kgと小さく、戦車などの重装甲車輌の攻撃には適していないが、付帯的損害が小さいというメリットも持つ。誘導はINS/GPSと光波ホーミングを併用する。

グリフィンは空中発射型と地上・海上発射型のグリフィンBの2つのタイプが開発されており、アメリカ軍は前者をAGM-176A、後者をBGM-176Bとしてそれぞれ制式化している。AGM-176AはMQ-9Bなどの無人航空機のほか、空軍の特殊作戦機のMC-130、ガンシップのAC-130W/Jなどに搭載されており、BGM-176Bはサイクロン級哨戒艇に搭載されている。

AC-130などの輸送機からの発射は、機体に内蔵されたランチャーのほか、貨物室に設置するランチャーからも行なえる。貨物室のランチャーは積み降ろしが可能となっており、AC-130のようにランチャーを内蔵していない輸送機からも発射出来る。またV-22オスプレイへの統合も計画されており、陸上自衛隊が導入するV-22に近接航空支援能力を与える場合は、有力な選択肢となるものと見られる。

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