東京防衛航空宇宙時評

アメリカ空軍、軽攻撃機「OA-X」の基本提案要求書を送付

シエラネバダとエンブラエルが提案の意向を示しているA-29

アメリカ空軍は8月3日、軽攻撃機「OA-X」の基本提案依頼書を、シエラネバダ・エンブラエルと、テキストロン・アビエーションに対して送付したことを明らかにした。

OA-Xは主に現在アフガニスタンなどで行われている、非対称戦での近接航空支援を想定した航空機で、現在アメリカ空軍が非対称戦での近接航空支援に投入しているA-10などに比べて、導入・運用コストの低い航空機であることが求められている。

シエラネバダはブラジルのエンブラエルとチームを組んで、エンブラエルのターボプロップ練習機EMB-314「スーパーツカノ」をベースとする軽攻撃機A-29を提案する意向を示している。A-29はアメリカ空軍に採用されており、同空軍は実任務には投入していないが、アフガニスタン空軍などに供与を行っている。

一方のテキストロン・アビエーションはスイスのピラタスが開発したターボプロップ練習機PC-9をベースに開発して、アメリカ空軍に採用された初等練習機T-6「テキサンⅡ」の軽攻撃機型、AT-6B「ウルヴァリン」を提案する意向を示している。

テキストロン・アビエーションが提案の意向を占めているAT-6B「ウルヴァリン」

アメリカ空軍はRFP(提案要求書)を2018年12月ごろに発出する方針を示しており、他のメーカーも提案を行なう可能性はあるが、アメリカ空軍は2018年6月にA-29とAT-6Bによる実証試験を行っており、この2機種のいずれかがOA-Xに選定される可能性が高いと見られている。

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