ボーイング、極超音速偵察機「Son of Blackbird」のモデルをファンボローに展示

ボーイングのパビリオンに展示された「Son of Blackbird」の大型模型

ボーイングはファンボロー・エアショーに、2018年1月に開催されたアメリカ航空宇宙学会で発表した極超音速高高度偵察機「Son of Blackbird」の大型模型を出展した。

「Son of Blackbird」は「Blackbird」の愛称を持つSR-71偵察機の後継機としてボーイングが研究を行なっているもので、超音速飛行によって発生した衝撃波に乗って揚力を得る「ウェイブライダー」と呼ばれる機体形状と、ジェットエンジンとスクラムジェットエンジンの併用により、最大時速マッハ5での飛行を可能とする。

「Son of Backbird」の構想は2004年にマッハ9.68で飛行したX-43やX-51Aなどの試験機で得た経験を基に打ち立てられたもので、ボーイングは同機が実用化された場合、SR-71とほぼ同サイズの航空機となるとの見通しを示している。

ボーイングとロッキード・マーティンはDARPA(国防高等研究計画局)の資金援助を受けて、極超音速高高度偵察機の研究を進めており、ボーイングは同社の案が国防総省に採用された場合、まずエンジンを1基搭載する小型の実証機を製造して研究開発を行ない、その後実機に近いサイズの実証機を製造して、さらなる研究開発を行なう方針を示している。