東京防衛航空宇宙時評

日本航空宇宙工業会、三菱重工業の大宮英明氏を新会長に選出

日本航空宇宙工業会の新会長に選出された三菱重工業の大宮英明取締役会長

一般社団法人日本航空宇宙工業会は5月31日、東京都内で総会を開催し、2年間の任期を満了して退任するSUBARUの吉永泰之代表取締役兼CEOに代わる新会長として、三菱重工業の大宮英明取締役会長を選出した。

総会に先立って行なわれた記者会見で吉永前会長は、会長任期中の平成28、29年度を含め3年連続で日本の宇宙分野を含めた航空宇宙産業の生産額が、2兆円規模に達しており、民間機部門では7月に開催されるファンボローエアショーでの飛行展示が予定されているMRJとホンダジェットに加え、ボーイング、エアバス両社とのさらなる協力関係の強化と、エアバスA320neo用のPW-1100G-JM、ボーイング777X用のGE9X両ターボファン・エンジンへの参画などによる、さらなる成長が期待されると述べた。

防衛部門に関しては防衛省に対して将来戦闘機のわが国主導の開発と早期着手を、防衛省や国防議員連盟などに要望したことを明らかにした上で、防衛省や関係省庁の協力のもと各企業が機体構造、エンジン、アビオニクスなどの必要な要素技術の研究開発に取り組み、着実に蓄積され、具体的成果が見えつつあるとの認識を示した。

現在航空自衛隊が運用しているF-2を後継する将来戦闘機に関しては、国際共同開発が有力視されているが、仮に国際共同開発になった場合、どのような技術を国内企業が担当すべきと考えているかという記者からの質問に対し吉永前会長は、仮定の話と前置きをした上で、エンジン、ステルス技術、レーダーなどの技術の蓄積は国防上必要であり、防衛力を支えるという観点から、日本が主導する形での国際共同開発が望ましいと回答した。

日本航空宇宙工業会昨年の総会で、今年の11月28日から30日まで「国際航空宇宙展2018東京」の開催を発表しており、5月31日をブースの出展締切に設定していたが、山北和之専務理事は会見で、ブースは既に完売となっており、キャンセル待ちが出ている事を明らかにしている。

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