東京防衛航空宇宙時評

ベルヘリコプター、海自UH-XにV-22を提案の意向

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ブリーフィングを行なうベルヘリコプター株式会社のリチャード・ソーンリー社長

 

ベルヘリコプター・テキストロンは6月21日、パリ航空ショーの会場で日本における市場展開についてのプレスブリーフィングを開催した。

ブリーフィングにはベルヘリコプター・テキストロンの日本法人、ベルヘリコプター株式会社のリチャード・ソーンリー社長が出席。陸上自衛隊向けのV-22オスプレイの導入に向けた体制構築と、同じく陸上自衛隊向けにSUBARUと共同開発を進めている「UH-X」(次期多用途ヘリコプター)の開発が、順調に進んでいると述べた。

またソーンリー社長はこの席で、陸上自衛隊のAH-1S対戦車ヘリコプターの後継機として、アメリカ海兵隊が運用しているAH-1Z「ヴァイパー」戦闘ヘリコプター、海上自衛隊のUH-X(次期多用途ヘリコプター(艦載機型))に、V-22を提案する意向がある事を明らかにした。

海上自衛隊のUH-Xには、川崎重工業がMCH-101、三菱重工業がSH-60Kの改良型を提案し、機種選定が行なわれていたが、特別防衛監察が行なわれた結果、選定過程が不適切と結論付けられ、再度の機種選定が行なわれる見込みとなっている。

ソーンリー社長は今回、海上自衛隊の次期多用途ヘリコプターにV-22を提案する意向を同社が持つに至った理由として、V-22がアメリカ海軍で航空母艦に人員や貨物を輸送するCOD型のCMV-22が採用された事を挙げた。

V-22はMCH-101やSH-60Kの改良型に比べて価格が高く、その点が採用にあたって大きな問題となると考えられるが、その点についてソーンリー社長は、ヘリコプターに比べて速度性能や航続距離で優れるV-22であれば、より少ない機数で任務が達成できるため、他の候補機との競争力が十分にあるとの見解を示している。

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